タルクは本当に悪なのか。改めて考えてみた

　
「タルク不使用！」と謳っている化粧品をよく見ます。

おそらくそのせいで、日常化粧品を使う女性の間で、「タルク＝悪」という認識が広がっている、
そしてそのため、“タルクが何者なのか、そしてなぜ不使用がメリットとして謳われるようになってしまったのか”・・・をイマイチきちんと理解しないまま、なんとな～く避けている・・・という人が多いのが現状です・・・。
　
　
実は私もその1人でした。

なんですが、ミネラルファンデーション（ミネラルコスメ全般）の勉強をしていくうちに、タルクを使用しているアイテムがたくさんあることに気づいて、改めて調べてみることに。
　
　
というワケで、この記事ではそんなタルクについて、まとめてみようと思います。
以下・・・
　
・そもそもタルクとは？
・タルクのマイナスイメージの原因とその流れ
・私の考え方
・タルク使用、タルク不使用のミネラルコスメ紹介
　
の順で説明～。

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そもそもタルクって何？

　
さて、手持ちの本、化粧品成分用語事典（2008）には以下のように書いてあります。

滑石を微粉にしたもので、ケイ酸マグネシウムが主成分である。
中国、イタリア、フランス、インド、アメリカ、オーストリアが主産地である。

化粧品としては、古代からカオリンと同様におしろい用、メイクアップの下地として使用されてきた。皮膚に塗布すると滑りが良くなり、吸着力もよい。酸化チタンのつや消しにも使える。

しかし、タルクは被覆力と吸湿力は弱い。

一般的に、粒子径が大きい程すべりはよく、透明感がある。
平均粒子径10ミクロン程度のモノはすべりがよいのでフェイスパウダー類に。そして5ミクロン程度はアイシャドウなどに用いられる。

皮膚炎症、皮膚疾患撒布剤としてベビーパウダー、タルクパウダーとして用いられる。

ってな感じ。

要するに滑石なので、鉱物（ミネラル）の一種であることは間違いない。

粘土鉱物なので、何かを固める時によく用いられている印象です。

タルクが嫌われちゃった原因

そもそも、タルクが問題視されているのは、アスベスト（これは危険性がはっきりしてますよね！）が、混入している可能性があるから。もしくは、タルクはそもそもアスベストに近しいモノを持っているから、何が起こるかわからないぞ！というのもあるかもしれないですね。
＊なので、“皮膚にタルクを塗ること”が問題というよりは、“そのパウダーを吸い込んでしまう事”が問題視されているのです。

そして、実際にそういう前例がある、のです。
こりゃー怖い。
　
ただし。
　
この例というのが、かなり前の話だという事。
または、近年（といっても5年ほど前ですが）起こった例である化粧品メーカーが↓日本の会社の話ではない、という事。
（買う時に、そのメーカーまでチェックしている人は実は少ないとは思うのですが・・・）

韓国食品医薬品安全庁（食薬庁）は6日、「1級発がん物質」のアスベスト（石綿）に汚染されたタルク（滑石）成分を原料として作った化粧品に対し、販売禁止の措置を取った

さらには、それらの例を受けてルールの見直しが行われていること。
　
　
などから、現在、通常の形で日本に流通しているモノで、ある程度信頼のおける会社の物であれば問題ないんじゃないかしらん～？？というのが、最近の空気。

こんな感じが、タルク問題をザザっと解説したモノです。
かなり荒い説明ですが、なんとなくわかっていただけたかしらん。
　
　
以上のようなコトを踏まえつつ、「やっぱり私はタルクが入っているモノはつかなわい！」とか「私は気にしない」とか、個人個人で考え方で商品チョイスしていただければ、と思います。

例えば、私も特に気にしない方の人ですが、赤ちゃんの近くでタルクパウダーをバフバフはたいちゃうぜ！なーんて事はなるべく控えるでしょうし・・・ようするにタイミングとか生活環境にも依るよね。
　
　
というワケで以下は、このサイトで取り上げたアイテムの中から、タルク不使用の物、タルク使用の物（形態別）を紹介していきますので、お買い物の参考にしていただければ。

タルク使用　不使用アイテムの紹介

タルク不使用ブランド　アイテム

実は、このサイトで紹介しているほとんどのミネラルコスメブランドがタルク不使用です。

・エトヴォス
・ベアミネラル
・オンリーミネラル
・アリマピュア
・Zuii ORGANIC
　

　
もしかすると中に例外アイテムがあったら（何せアイテム数が多いので・・・）ごめんなさい。

ただ、MiMC、エトヴォス、アリマピュア、Zuiiあたりは、タルク不使用をワリと大きく謳っていたハズなので、特に安心かと思います。

タルク使用ブランド　アイテム

タルク問題を考えた場合、危険度（っていう言い方も嫌なのだけど、わかりやすく）の順番で言うと、
　
1．パウダータイプの物
2．プレスト（固形）タイプの物
　
の順になるかと思います。そんなことを踏まえつつ。以下。
　
タルク使用　パウダータイプの商品
・ナチュラグラッセ　マシュマロパウダー
・HANAオーガニック　ウェアルーパウダー

＊含まれていても少量だと思ったものは省きました。
　
タルク使用　固形タイプの商品
・クルールキャラメル　アイシャドウ
・ナチュラグラッセ　アイカラーパフェ
・ナチュラグラッセ　アイブロウココア
・ナチュラグラッセ　チークカラーパフェ
・24hコスメ　マジックパウダー
　

　
このサイトで扱っているブランドに限った情報ですが・・・と前置きしつつ、ナチュラグラッセと24hコスメはタルクを多く使っているアイテムが目立ちました。

どうしても気になる～という方は、この2つを避けた方がいいかも？

んまぁ～、固形なのでその分、吸い込んでしまう、という事は少なそうではあるんだけど。

• アスベスト、 タルク