24hコスメ マジックパウダーで考える。タルクは有害？無害？

　
今日は、24hコスメ（旧ナチュラルピュリファイ）の、マジックパウダーというフェイスカラーのお話です。

眉メイクにも、アイメイクにも、そしてチークとしても使ってオウケイというオールマイティーさを持つ上に、植物エキス配合でスキンケア効果も高いという一品。
ナチュラルコスメのガイド本などにも、よく登場しているモノです。
　
さて、そんな24hコスメ マジックパウダーなのですが、実は成分をチェック（全成分表示は後述）してみると、粘土鉱物であるタルクが一番多く配合されています。

よく、「タルクを配合していません！」なんていう風に、それをメリットとしてアナウンスしているブランドが多いように、日本では嫌われがちな成分。
実際、先日取材させていただいたMiMCでは、そのポリシーとしてタルクを使用していないんだそう。

あのね～、タルクについては一度きちんと調べてまとめておきたいと思っていたんですよね !!

と！いうワケで！
この記事では、マジックパウダーについて（全色比較写真など）だけでなく、タルクについても書いておきたいと思います。

以下、詳細。
　
*こちらの商品、公式では販売を終了しているようですが、Amazonなどの通販サイトではまだ購入可能です。
24hコスメ マジックパウダー購入ページ

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24hコスメ　マジックパウダー

　
保湿成分として、アロエベラ、よもぎ、ビワのエキスなどを配合したフェイスパウダー。
メイクアップしながらスキンケアができる魔法のようなアイテム。

眉に、目に、頬に。好きな場所に。
　

成分

タルク・ホホバ種子油・シリカ・アロエベラ葉エキス・ヤシ油・ラノリン・ビワ葉エキス・ヨモギ葉エキス・水・エタノール・トコフェロール・(+/-)酸化チタン・酸化鉄・カルミン・ホウケイ酸(Ca/Al)・マイカ・酸化スズ

全色　写真

2色が1つのパレットに入っている仕様です。

左から、ドーリーピンク、クールブラウン、ニュアンス。
　

　
ドーリーピンクはチークに、そしてクールブラウンはアイブロウに使えそうですね。
ニュアンスはハイライトや、そしてアイシャドウの下地なんかにも良さそう！

マイカの配合が少なそうだったのですが、意外に強めにキラキラします。
　

タルクとは？

　
タルクについてです。

今までの私のスタンスは、一「般的に言われているよりは危険じゃないよなぁ、でも入ってない方がいいよね」くらいもので、特に避けていたわけでも積極的に使っていたわけでもない感じ。

ここらでキチっと調べてもう少しタルクに対する姿勢を明確にしておこうかな !!
　
　
さて、手持ちの本、化粧品成分用語事典（2008）には以下のように書いてあります。
　

滑石を微粉にしたもので、ケイ酸マグネシウムが主成分である。
中国、イタリア、フランス、インド、アメリカ、オーストリアが主産地である。

化粧品としては、古代からカオリンと同様におしろい用、メイクアップの下地として使用されてきた。皮膚に塗布すると滑りが良くなり、吸着力もよい。酸化チタンのつや消しにも使える。

しかし、タルクは被覆力と吸湿力は弱い。

一般的に、粒子径が大きい程すべりはよく、透明感がある。
平均粒子径10ミクロン程度のモノはすべりがよいのでフェイスパウダー類に。そして5ミクロン程度はアイシャドウなどに用いられる。

皮膚炎症、皮膚疾患撒布剤としてベビーパウダー、タルクパウダーとして用いられる。

　
ッフーン。なんか悪くない感じ。
　
一方、インターネットで検索してみたところ、やはりタルクには発がん性うんぬん・・・という記述をよく見かけます。

ただ、こういうのってそんな風に宣伝した方が得なトコロが声を大きくしてる部分はあると思うのですよね。そしてネットだと、そういう記述をコピペして・・そしてそれをまた違う人がコピペして・・・という風に広まって、考えが変わったとしてもそのまま訂正したり書き直したりせずに放置するのが常ですから、そればかり鵜呑みにするのもどうかな～という。
　
この、発がん性うんぬんの根拠は、タルクにアスベストが含まれている可能性がある、というコトに由来しています。
これは、トレモライトというアスベストの1種とタルクが同じような場所で採掘されること、そしてその境目がはっきりしないため。日本でも実際にベビーパウダーにアスベストが混入したというコトがあって、現在のようにタルクが嫌われ者になってしまった・・・という経緯があるようです。

確かに心配ですし、これは問題！と考えるのがふつうなのですが、その事件自体もう25年以上前のことですし、その間にきちんと対策もされてきた様子。（法改正など）

というようなコトで、私は、日本で作られたタルクは特に問題ないんじゃないか、という風に考えます。
特に今回のようなポリシーがハッキリしていて出どこがわかりやすいブランドの場合は、心配もしていません。
　
もちろん、気になる人はタルクを避けるのもアリです！
前述したとおりMiMC商品にはタルクが使われていませんし、このサイトで主に紹介しているブランドにはたいてい入っていません。
あと、自分はいいけど赤ちゃんにバフバフ使うベビーパウダーは避けたい、っていう考え方もありますよね。
　
…と、いうコトで、私はタルクについて以上のように考えています。
　
もっともっと踏み込んで考えた記事（タルクはほんとに悪なのか？）も別にありますので、よかったらそちらもご覧ください。

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