シルクパウダーってどうやって使うの？

　
ミネラルコスメによく使われているシルクパウダーについて書いてみたいと思います。

下地として使ったり、そしてミネラルファンデーションやBBクリーム、通常のリキッドファンデーションなどの仕上げにフェイスパウダーとして使ったり・・・という、わりかしマルチユースなアイテムです。

ただ、そんなアイテムが増えているにもかかわらず、その使い方や働きがいまいち浸透していないのも、また事実。
　
というワケで以下・・・
　
・そもそもシルクパウダーとは？
・シルクパウダーの働きと、ミネラルコスメと相性の良い理由
・現在、ミネラルコスメブランドから発売されているシルク商品
　
の順に紹介していきます。
　
シルク・・・とっても優れている成分ですので、その働きを知り使い方をマスターして、ぜひ楽しんでいただきたいと思います !!
　
参考：シルクの機能　上手に使うためのワンポイント（手作りコスメのお店 フルフリ）

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化粧品に使われるシルクとは

　
まず知ってほしい、シルクには2種類ある。というお話から。

セリシンとフィブロイン

シルクは、セリシンとフィブロインという2つのタンパク質から構成されています。

精錬することによってセリシンが取り除かれ芯の部分のフィブロインが残るのですが、フェイスパウダーなどのメイクアップ化粧品に使われているシルクは、このフィブロインであることがほとんど。

＊セリシンはサプリメントやヘアケア商品によく使われているようです。
　

　
そんなフィブロインの主な特徴としては・・・
　
・シルクはアミノ酸から出来ているため皮膚との親和性が高い
・シルクは、角質細胞内、NMF因子（保湿の要素だね！）に組成が似ているため保湿効果が期待できる
　
などがあげられます。生地としての働きだけじゃなくって美容にイイとか最高 !!

なぜミネラルコスメ、ミネラルファンデーションと相性がいいのか

　
そもそも、ミネラルファンデーションというカテゴリの商品はミネラル（鉱物）だけでできているワケですから、他の形態のファンデと違って毛穴をパテ のように埋めるシリコーンの類は配合されていません。
そのため毛穴のカバー力が少し劣るという欠点がありました。（もちろん、毛穴を埋めないのでニキビが できにくい＆シリコンが入っていないのでクレンジングが不要というメリットが大きいのですが。）

そこで、このような光と粒子の大小によって肌の凹凸をカバーする類のパウダーをシルクを使って商品化しているミネラルファンデブランドが多いのです。
　
というワケで、その例として以下の写真をご覧くださいませー。
　

　
手の甲の右側だけにシルクパウダーをつけています。

肌の細かい部分（毛穴、肌溝）に注目して見ていただくとわかるように、かなりのソフトフォーカス効果があります。
これによって毛穴、シワなどの肌の欠点をカバーします。

使い方

以上のように万能なシルクですが、ただ、吸水性と吸油性が高いモノなので、使い方に少しコツがいるかなぁ、という感じ。
という事で以下の使い方を実践してください。
　
下地として使う場合は、しっかりと保湿しつつも肌表面に水分や油分が浮いた状態ではない事。
それから、フェイスパウダーとして使う場合は、白さを抑えるために「もうイイかな～」からもう1回、ブラシ（もしくはパフ）を多めに動かす事がポイントです。
　
　
また、ちょっとした裏技？的な使い方なのですが、シルクパウダーを美容オイルに混ぜてクリーム状にしたものを先に顔全体に伸ばし、その後さらに普通のシルクパウダーをはたく・・・という方法もおすすめです !!
こうすると、とてもキレイにシルクが肌に馴染む。就寝中のナイトメイクとしても使えるメソッド。
　

おすすめ　各ブランドのシルクパウダー商品

フルフリフリフラMMUPROJ.　絹肌パウダー

シルク100％で出来ている、手作りコスメのお店フルフリが展開するミネラルファンデーションブランドの商品。
他アイテムと同様、下地としても仕上げのフェイスパウダーとしても使えます。
　
「うちのシルクはいいヤツですよ～」という社長に、その内容を聞いてみたところ、それがカネボウが開発した化粧品原料であることが判明。

フルフリさんの商品ページでは「10年以上前に、とある製糸メーカーが開発した」というふうに書かれていたのですが、カネボウだったのですね。納得。

このシルクは、特殊加工により粒子を滑らかな大きい球状にし、肌に付けた時に簡単に壊れる事によりサラサラ効果が出る事に成功した・・・という逸品。つまりお肌にのせると、結晶がパーンッとはじけて肌を自然に明るく＆しかも表面をつるつるに見せるコトができる・・・というワケなのです

前述したカネボウの特殊加工のおかげか、仕上がりが本当にサラツル。
実は、手の甲左右比較の写真はこの商品を使った物です。
　
　
より詳しい説明は、フルフリのサイト。絹肌パウダー商品ページよりご確認ください。
　

MiMC　モイスチュアシルク

こちらもシルク100％。MiMCのモイスチュアシルク。

このブランドはシルク商品の良さと働き、そしてその使い方を、かなり丁寧にアナウンスしているブランドなので、ここで初めてシルクパウダーの使い方を知ったよ！という方も多くいらっしゃると思います。

少し変わっているのは、フェイスパウダーや下地などのメイクアップ品としてだけでなく、スキンケアアイテムとしての機能も押し気味に謳っていること。

例えば、サイトの商品説明には

モイスチュアシルクは、乳液のような役割を果たします。
肌の水分油分のバランスを整えながら、内側をしっかりプロテクト。 外側はさらさら、内側はしっとりの肌は、使って初めて実感できる感触です。

ソフトフォーカス効果で肌を美しく見せながら、積極的にケアします。

という風に案内されているモノなのです。
　
　
さらなる詳細は、MiMCモイスチュアシルク 詳細レポ記事にて。
　

おまけ　こんなの見つけました！ワイルドシルクパウダー

ちょっとまだきっちり勉強していないのですが、先日とある集まりで野生の蚕の糸を使った、AJP ワイルドシルクパウダーという商品を紹介していただきました。
　

　
こんなのもあるのですね～。
　
養殖の蚕が作ったシルクパウダーと比べ、野蚕の場合、成長過程で日光を浴びている時間が長いために、紫外線防止効果の高い絹糸を作るんだそう。

また、自然の環境の中で、湿度温度を保つためにポーラスと呼ばれるエアコンディショナーのようなナノサイズの穴を持っているのも特徴、とのコト。

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